憂国 2008 1 19
下記の「憂国 2005 12 23」を読んで、
「単純に、日本の将来を心配したものではない」と思うでしょう。
実は、そのとおりで、「ある国」と「ある国」のことを心配して、
日本を例にして書いたわけです。
サブプライムの鐘と共に終わるのか。
それは、バブルを知らせる警鐘(warning bell)でもあり、
終鐘(closing bell)でもあったのか。
憂国 patriotically-minded man 2005 12 23
何度も何度も書いていますが、
人間に一生があるように、国家にも一生があるのです。
「農業国家→教育国家→工業国家→金融国家→観光国家(文化国家)」。
かつて、日本では、総合商社ですら、「虚業」と言われたのです。
それは、工業国家日本としての誇りが、そう言わせたのでしょう。
世界を見渡せば、
「製造業が衰え、典型的な金融国家になってしまった国」があり、
あるいは、「現在進行形で、金融国家になりつつある国」もあります。
日本も、金融国家になってしまうのか。
いや、日本は、金融国家にもなれないでしょう。
世界に、金融国家は、そんなに必要ないし、
金融国家にも、「定員」というものがあるでしょう。
日本は、あの花火のように燃え尽きて終わるのか。
ああ日本よ、右翼でなくても、憂国という言葉を使いたくなる。
日本には、「憂国の士」は、いなくなってしまったのか。
サムライの国と呼ばれたのは、もはや昔になってしまったのか。